どうも、1日中メモを取り続けてアイディアを書きとめる生活をしているたいぞー(@taizo_chan)です。
突然ですが、以下の悩みがありませんか?
- アイデアを思いつかない
- そもそもアイデアをどうやって出せばいいのかがわからない
そんな悩みがありませんか?
わたしもブログを1日1記事投稿することを目標に毎日投稿しているのですが、
毎日毎日、何を書くかということに頭を悩まされています。
今回はそういう「アイデアをどう生み出せばいいのかわからない」を解決する本を紹介します。
目次
著者紹介
村上憲郎
Google日本法人名誉会長。
1947年大分県佐伯市生まれ。1970年京都大学工学部卒業。卒業後日立電子に入社。1978年にDECに転職、1986年から5年間米国本社勤務、帰国後1992年に米インフォミックス副社長兼日本法人社長。1998年にノーザンテレコムジャパン(言ノーテルネットワーク)社長。2001年にどー戦とジャパンを設立し、社長に就任。2003年に米Google副社長兼日本法人社長に就任。2009年より現職。
引用:村上式シンプル仕事術
Googleの日本法人の社長だとか。バリバリのエリートですね。
そんな村上さんがどのようにアイデアを生み出しているのか。
考えていてもアイデアは出ないぞ
アイデアを出そうと、思いつこうとするとき、どういう風にしていますか?
それです
アイデアはウンウン考えても、苦い顔をして考えてもでません。
それではいつまでたってもいいアイデアは生み出せないそうです。
思いついたことをどんどん書き出せ
思いついたことは頭の中にストックせずにドンドン書き出していきます。
ああだのこうだと理屈をこねくり回さない。ひたすら羅列(られつ)していくのです。
とにかく書いて書いて、頭の中の思考を吐き出していく。というのは仕事の達人や天才たちに共通している行動ですね(参考:天才はメモ魔だった)
脳が意識的に処理できる情報は134ビット(8文字)
また、わたしたちが1秒間に処理できる情報は134ビットだと言われています。これは日本語にすると8文字であり、非常に少ないわけです(参考:行動の科学)(*1)。
思いついたものはガンガン書き出して頭をクリアーにする
頭の中がモヤモヤしている、例えば「アイデアないかな」「どうすればいいのかな」といったものが頭の中にあると、アイデアを生み出すということに頭をフルに使えないのです。アイデアを生み出しにくくなります。
ですから、思いついたものはどんどん書き出していき、頭を常にクリアーにする。
良質なアイデアはクリアーな頭から生み出されます。
主語と述語の完結した文で書き出す。
また、村上さんは独自の工夫をしているみたいです。
- 単語やキーワードだけを書くのはNG
- 必ず主語と述語のある完結した文にして書き出す
- 「〇〇は××を△△する」というのが基本。
「必ず主語と述語が明快に存在する一つの完結した文」でなければダメだそうです。
なぜかというと、「完成した文にすることで、アイデアが実際に実行可能な施策として表現できる」からだそうだそうです。例えば、
- 「私はメモを書いている」
- 「天才たちはメモをとった」
- 「わたしはコーヒーを飲む」
と思いついたものを主語と述語を明快にして書き出します。
瞬間的に思いつくものはそんなものです(笑)
短くてもいい、拙くてもいい、吐き出すことが大事
始めは短い言葉でもいいです。とにかく頭の中から言葉を吐き出すことが大事です。
とりあえず短い文を50個書く。そして慣れてきたら60,70個と増やしていくそうです。
猛スピードで書け、考えるな、直観と感覚で書け
とにかく猛スピードでどんどん書く。ゆっくりではダメ。時間をかけるとどうしても頭で考えてしまいます。思考を排除して、直観と感覚だけでアウトプットするのです。
とにかく書く書く書く書く書く書く!
考えるな書け書け!書け書け!
書け書け!書け書け!
書け書け!書け書け!
とにかく書く!「これでいいのかな?」「こんなこと書いても」という風に理性を働かせないことが大事です。
具体的はやり方は0秒思考を参考にしよう
考えないで書けと言っても難しいですよね。そこで書き方の参考になる本があります。
0秒思考というベストセラーになった本がありまして、著者は世界的に有名なコンサル会社マッキンゼーで勤務をされている赤羽さんです。
赤羽根さんはA4用紙1枚を1分の速さで、毎日10ページ以上書くそうです(*2)。
0秒思考のやり方
0秒思考のやり方を簡単ですが紹介します。
- A4用紙を横置き
- 1テーマ1ページ
- 1ページに4-6行
- 各行20字-30字
- 1ページを1分以内
- 毎日10ページ書く
▼こんな感じ
考えるな、思いつくモノをひたすら吐き出す、スピードが大事
赤羽さんも、とにかくスピードが大切だと述べています。
アイデアを生み出すのは理性(思考)ではなく、直観と感覚です。
アイデアは「石」の集まりから生まれる
アイデアをたくさん書き出しました。
ただ書き出した、羅列しました。
そんなことはありません!
分類し、見直し「石」のアイデアを「玉」にする。
「石」のアイデアも、分類したり繋げたり、他人が書いた「石」を見て刺激されることで「玉に」変身するのです。
役に立たない「石」のようなアイデアであったとしても、
書き出した文章を内容ごとに分類しながら、
見直していくと、
そこそこ面白いアイデアが見つかるものです。
「石」を「玉」にすること。「点」と「点」をつなぐこと
話は少しそれまして、
スティーブジョブスが、スタンフォード大学の卒業式スピーチ(*3)で
過去を振り返り「点と点をつなげる」ことの重要性を述べました。
自分の書いたもの、やってきたことが
その過去の時点においては、つまらないもの、意味をなさないものであったとしましょう。
しかし、未来から振り返えれば意味をもった「線」にすることができます。「石」を「玉」にすることもできるでしょう。
どんなにつまらないアイデアも、それが誰かの刺激になる可能性がある。そこに大きな価値がある。
また、自分で点と点をつなげることができなくても、他人が点と点つなげることができるかもしれません。「石」を「玉」にすることができるかもしれません。
終わりに
- アイデアを出すためにはとにかく書き出す。考える間もないくらい思いついたことを書き出す。思考を制限せず、直観と感覚だけで書き出すする。
- 書き出した後で考える。そこで初めて思考を使う。そして意味を見出す。
また今回はアイデアを発想するというところだけを取り上げて書評を書きましたが、「村上式シンプル仕事術 」では以下のことについても書かれています。
- 仕事における7つの原理原則
- グローバルに仕事を動かす4つの知識
- 仕事に活かす3つの経済学
気になった方はGoogle名誉会長のビジネス術をご覧ください。