どうも、1日中メモを取り続ける生活を送っているたいぞーです (@taizo_chan)です。
初心者ブロガーだった私は、はじめから何を書いていいのかわからないという状態におちいり、それをメモをとることによって、解決しました。
メモ魔になったことで頭の中がごちゃごちゃすることが少なくなりました。また、考える・発想すること自体がとても楽しいのです。
あるとき、ふと、疑問が浮かびます。
じゃあほかの人はメモをとっているのか?
もっと言えば偉人や天才はメモをたくさん取っていたのでは?
さっそく調べてみました。
ゲーテ
プロフィール
ゲーテ 〖Johann Wolfgang von Goethe〗 1749~1832
ドイツの詩人・作家。「若きウェルテルの悩み」などで,シュトゥルム-ウント-ドラング(疾風怒濤(どとう))運動の旗手として活躍。シラーとともにドイツ古典主義を完成。また,自然科学の領域でも業績をあげた。戯曲「ファウスト」「エグモント」,叙事詩「ヘルマンとドロテーア」,小説「ウィルヘルム-マイスター」,自伝「詩と真実」,自然科学論集「色彩論」など。
引用元:スーパー大辞林3.0 (C) Sanseido Co., Ltd. 2012
ゲーテとメモ
【ゲーテとメモ】
「詩人が来る日、来る日に、現在の時というものをキャッチし、目の前に起こることをいつもすぐに新鮮な気分で取扱えば、まちがいなく、いつでも何か立派なものができるのだ。たまに多少失敗したとなっても、それで何もむだになったわけではない」(ゲーテとの対話 )— たいぞーですのメモ (@memozo_chan) 2017年1月29日
ゲーテとの対話(現代教養文庫) 12ページからの引用です。ゲーテとの対話 上 (岩波文庫)であれば58ページです。
これは詩人が詩を作るときに大きな作品・すごい作品を作ろうと思わず、現在を表現することに集中したほうがいいという意味の発言です。
詩人が詩を作るときだけでなく、文章をかく人、何かを作る人にも共通すると思います。
この文章の前の部分をわたしなりに意訳して書いてみます。
「すごい作品をつくろうとするとそのことで頭がいっぱいになってしまう。すごい作品をつくることことばかりを考えると、現在を生きることそれ自身の楽しみが失われてしまう」
「現在は現在の価値がある。心の中に毎日うかんでくるものは言葉で表現されることを求めている、表現されなければいけない」
「すごい作品を作ろうとすると、その考えが現在を表現しようとするときに邪魔になるのだ」
私は始めからすごいブログを作ってやるぞーと思っていました。
そんなことを考えながら、記事を書こうとするのですから、頭はそればかり気になってしまいます。
書いてはみるのですが、これじゃだめだ、こんなんじゃとても人に見せられないと消してしまい、結局なにも書けないという日々を送りました。
そこでハードルをさげて、なんでもいいからその時に感じたことはその時にメモをとることにしました。
その時に感じたものはその時にしかなくて、その感情はもう2度と同じように表現できないという教訓になりました。
ナポレオン
プロフィール
ナポレオン 〖Napoléon〗 〔Napoléon Bonaparte〕1769~1821
フランス第一帝政の皇帝(在位 [始]1804~[終]1815)。コルシカ島の下級貴族出身。砲兵士官としてフランス革命に参加,王党派の鎮圧に活躍。1799年クーデターにより統領政府を樹立,第一統領となりナポレオン法典編纂・産業保護など近代化に努める。1804年皇帝に即位,列国と交戦を重ねイギリスを除く全ヨーロッパをほぼ制圧した。
引用元:スーパー大辞林3.0 (C) Sanseido Co., Ltd. 2012
ナポレオンとメモ
ナポレオンはメモ魔でした。
【ナポレオンとメモ】
ナポレオン言行録(岩波書店、33~36ページ)で「ナポレオンは自分の手で多くのものを書いた。それは神経質な下書きであり、書きなぐったものなので、ほとんど読めない」との記述があることから、日常的に記憶のツール・思考補助ツールとしてメモを取っていたことがわかる。— たいぞーですのメモ (@memozo_chan) 2017年1月29日
すこし短いのでもう少し引用を
「大臣たちの報告書に関する彼のたくさんの覚書や、彼の個人的な手紙の数々はもちろん彼自身の筆になるものであり、年代的には執政政府の時代から帝政の末期にまで及んでいる。とはいえ彼はそれよりも多くの口述をした。」
メモや手紙をたくさん書いていたみたいです。それと喋ったことも部下に書かせていたみたいですね。メモ魔ですね(笑)
執政政府の時代から帝政の末期(1799~1815)までですから約16年間におよぶ膨大な量の手書きのメモと口述。半端ないです。
「わたしナポレオンと同じことしてたんだ、わーいヾ(*´∀`*)ノ」と調子に乗っていた気分が吹きとびました。
ナポレオンの書いた言葉が読めます。詩的で情熱的な人です。
岩波の「ナポレオン言行録」は小説ではないので読みにくいです。
そこで、鶴見祐輔のナポレオン。雄々しく繊細な文体に陶酔すること間違いなし。
まとめ
- すごい作品を作ろうと思わない。いま感じ取れるものを精一杯表現する。
- 思いつくものはとにかく吐き出す。アウトプットが大事だ
ということです。
ボクは散歩をするときもメモを取っているので、人の視線が少し気になっていたのですが、ゲーテが言ってんだぞ、ナポレオンがやってんだぞという記録が残っているだけでも心強いです(笑