記憶力をアップしたい、もっと頭が良くなりたい、勉強ができるようになりたい、といった願望がありませんか?
簡単に頭が良くなる方法があります。
それは運動をすることです。
目次
運動をすると記憶力・学習力がアップする
BDNFとは
体を動かすと、BDNFという脳内の神経細胞の働きを促進する物質が分泌されます。
BDNFは脳の神経の栄養になるタンパク質で、脳内で新しい神経を作ったり、神経を成長させたり、神経と神経を結び付けます。
つまりBDNF が増えると、記憶力や学習能力がアップします。
BDNFは「頭を良くする」物質と言えるでしょう。
▽参考書籍
30分の運動をすると、高い集中力が4時間持続する
BDNFを増やすために1番効果的なのが毎日の適度な運動です。
人は軽い運動すると、その30分後位から集中力が非常に高い状態になり、それが4時間持続します。だからこそ、体を動かすなら出勤前の30分が効果的です。
会社まで歩くことが少ない方は、朝は1駅前で降りて会社まで歩いてみる。自転車通勤をしてみる。
通勤前に運動をするだけで高い集中力を持続させることが出来ます。
そして、歩きながら作業をすれば、高い集中力を長時間維持することができ、エクササイズもでき、頭もよくなる、と多くのメリットがあるんでよー。
楽しんで運動をするとBDNFの分泌が活発になる
楽しんで運動をすることで、頭を良くする物質であるBDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌されます。
楽しくやることで頭も良くなるわけです。
楽しまないと逆に頭が悪くなる
2014年にコーネル大学が行った実験によると、強制的に運動をさせられた人は脳の活動が低下するという結果が。
『きついな』『めんどくさいな』と思おうとそれだけ脳にストレスがかかってしまいます。
自分のスタイルが良くなった時のことを想像しましょう。反対にBDNFが低下するとうつや不安障害に
反対に、BDNF が低下するとうつ病や不安障害といったメンタル不全に陥りやすいことも明らかに。
運動が記憶力を向上させ、うつ病と不安予防になるんですね。
BDNFに関するTED
解説してきましたが動画で見るのが手っ取り早いです。おすすめのTEDがこちら。
成人の新しい神経細胞は増やせるのでしょうか?神経科学者のサンドリン・チュレは、それは可能だと言います。研究結果に基づいた、私たちの脳の神経新生を促す実践的なアドバイスに従えば、気分良く過ごし、記憶形成を向上し、先々の老化にともなう脳機能低下が予防できます。
その他にも運動のメリットはでかい
歩くことが活力・幸福感を高める
- 2006年のメタ分析では、運動は不安を減らすだけではなく、活力や幸福感を高めてくれることも判明しています。具体的には30分の早歩きでも十分に効果があり、ポジティブな気分が大幅に高まるようです。
運動をすると不安がへり、そして活力や幸福感を高まります。
私は、頭がモヤモヤしたときは身体を動かす、筋トレをするようにしています。
作業効率がアップする
2014年にオランダの研究者行ったメタ分析。過去に出た19件の論文からノート運動に関するデータを精査したところ、
10分の軽い運動でも、脳の「実行機能」が大幅に上がることがわかったのです。
実行機能とは脳が決断を下すときに使う能力のこと。
仕事で重要な事項を決定するときだけでなく、コンビニでおにぎりやパンを買うときにも使われます。
実行機能がアップすれば、作業効率がアップします。運動が最高の脳トレに。
外国語の学習がはかどる
セス・ロバーツ博士が、自身ブログ「Seth’s Blog」で「歩きながら外国を学ぶのが楽しい」と述べていました。
これは私も共感できまして、机の前に座って、しかめっ面をしながら本を読むするよりは、部屋の中を歩きながら本を読んだほうが楽しく読めますね。
また、▽最近の研究(Physical Exercise during Encoding Improves Vocabulary Learning in Young Female Adults: A Neuroendocrinological Study)で、勉強中に軽いエクササイズをすることが学習効率をアップさせることがわかっています。
運動と脳に関する詳しい記述を読みたいならこの本。
身体やメンタルと同じように、脳だって自分で鍛えることができる。
運動、食事、瞑想、レジャー、人間関係、ストレス、脳トレ……あらゆる側面から脳をグレードアップする方法を、世界トップレベルの専門家たちが最新研究にもとづいて具体的にアドバイス。