どうも、いままで1万冊以上の本を読んできたたいぞーです(@taizo_chan)です
前回は記事では、「古典って何?」と「薄くて読みやすいおすすめの本」を2冊紹介しました。
あなたは
どう生きてどう死にたいですか?
いきなり重たい質問ですみません。
でも、何回も何十回も考えたことがあると思います。
今回紹介する内村鑑三「後世への最大遺物」には
- 人生の真の「生き方とは」何か
- 「後世に何を遺して」ゆけるのか
についてのヒントが書かれています。
目次
内村鑑三
【内村鑑三】 うちむらかんぞう
(1861〜1930)キリスト教思想家。江戸生まれ。札幌農学校在学時キリスト教に入信。日露戦争開戦にあたっては非戦論を唱えた。雑誌「聖書之研究」を創刊。従来の教会的キリスト教に対し無教会主義を主唱。著「基督信徒の慰め」「求安録」など。
引用元:大辞林 第三版
わたしは内村鑑三の文体と語り口が大好きです。内村の明るく元気な性格が文章にあらわれています。ハキハキとした力強い文章で、読んでいるわたしも明るく元気になれます。
さっそくですが、内容に移ります。
後世への最大遺物をのこして死のう
世の中を良くして、死のう
「わが愛する友よ、われわれが死ぬときには、われわれが生まれたときより世の中を少しなりともよくして往こうではないか」天文学者ハーシェル(1738-1822)
どうせ死ぬなら、生まれた時よりも世の中を少しでも良くしたくありませんか。
そんな希望が、あなたにもありませんか。
後世への最大遺物では
人生の真の「生き方とは」何か。「後世に何を遺して」ゆけるのかについて書かれています。
学生向けの講演を文字に起こしたものなので、わかりやすくて読みやすいです。
「地球を愛した。地球の仲間を愛した」という記念物を残したい
・私にここに一つの希望がある。この世の中をズット通り過ぎて安らかに天国に往き、私の私に五十年の命をくれたこの美しい地球、この美しい国、この楽しい社会、このわれわれを育ててくれた山、河、これらに私が何も遺さずには死んでしまいたくない、との希望が起ってくる。ドウゾ私は死んでからただに天国に往くばかりでなく、私はここに一つの何かを遺して往きたい。
・それで何もかならずしも後世の人が私を褒めたってくれいというのではない、私の名誉を遺したいというのではない、ただ私がドレほどこの地球を愛し、ドレだけこの世界を愛し、ドレだけ私の同胞を思ったかという記念物をこの世に置いて往きたいのである、すなわち英語でいう Mementoメメント を残したいのである。
わかります。わたしは、20歳の頃に左耳下のリンパに癌を患いました。症状としては軽く、直径3センチくらいの腫瘍の摘出だけすみましたが、死を真剣に考えるきっかけになりました(現在は完治しました)。
医者に告げられた日から手術をするまでの日はもちろん、手術後から患部の痛み・違和感が抜けるまでずーと死について考えていました。
自分が死ぬ、じゃあ死ぬまでに何をしたい。
そう考えた時に。
「人の役に立ちたい」という気持ちと
自分が生きた何らかの証を残したいという気持ちになりました。
わたしは明るく楽しく生きたぜ!
うぇーーーーい。ふぅー!はっはー!
と死んで
という生き方をしたい!
いいんです笑
おっと!本の紹介にもどりますね↓
この世に、何を「遺せば」いいのか
①お金を遺せ
何かを残したい!でも、やりたいことが見つからない。
そんなあなたは!
②思想を遺せ
でも、商売の才能がない、お金を稼ぐ才能もない!
そんなあなたは!
「ジョン・ロックは身体も弱いし、社会の位地もごく低くあったけれども、彼は実に今日のヨーロッパを支配する人となった」。思想を思想を遺したのだ。
③立派に生きたという「生涯を遺せ」
そんな思想もなければ、文才もない!
そんなあなたは!
つまり
この世ってめっちゃ楽しいやん!もっと明るく!
楽しんで!喜んで!感謝しようぜ!
あと真面目にな!
そして人間関係も大事にしろよな
そんなもんです笑
明るく楽しく真面目に生きたぜ!と死にましょう
この世は楽しく喜びにあふれた素晴らしいところである。
その考えを実行していけ!
実は、わたしのブログ「陽だまり思考」はここから来ています。
わたしは商売の才能もなければ、思想を残す才能もありませんが、唯一「良く生きた」という生涯は遺せます。
「良く生きる」「明るく生きる」そんな考えを実践してそれを遺物としたいと、この本を読み返すたびに思います。
わたしは明るく楽しく生きたぜ!
うぇーーーーい。ふぅー!はっはー!
と死んで
という言われるような生きかたをしたい
ヽ(=´▽`=)ノ
最後までいただきありがとうございました。
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