どうも、1日中メモを取り続ける生活を送っているたいぞーです (@taizo_chan)です。
良いアイデアを出そうと考える。しかし思いつかない。
そんなことありませんか?
わたしもブログを始める前の2週間くらいぜんぜんアイデアが思いつかなくて困っていました。
では偉人・天才・膨大な仕事をこなしている人はどうアイデアを生み出しているのかと疑問に思い調べてみました。
今回は久石譲とメンタリストDaiGoが、どうアイデアを生みだし、それをメモに取るかを語ります。
久石譲
プロフィール
国立音楽大学在学中よりミニマルミュージックに興味を持ち、
現代音楽の作曲家として出発。1984年の映画「風の谷のナウシカ」
以降「となりのトトロ 、 」など宮崎駿監督の9作品の音楽を担当する
ほか、北野武監督「HANA-BI」、滝田洋二郎監督「おくりびと」、
李日相監督「悪人」など数々の映画音楽を手掛けている。
ジブリ音楽や北野映画の作曲を手がけていることで有名ですね。
アイデアは無意識の中でひらめく?
そんな久石さんはご自身の著書「感動をつくれますか?」で、次のように述べています。
これまでの僕の経験から言うと、直感のひらめきというのはどうも無意識下に現れることが多い。
無意識と言っても何も考えていないということではなくて、どういうものをつくろうかと必死に頭を悩ませ、全精力を傾注し、自分をどんどん追い込んでいく中で、
つまり潜在的にはつねにそのことをかんがえているような状況の中で、ぽっとアイデアが浮かんでくる。(35ページ)
ほうほう、無意識下のもとで現れるとな。もうすこし読み進めていきましょう。
例えば、『となりのトトロ』の〈さんぽ〉のサビのメロディーが思い浮かんだのは、風呂場の湯船の中だった。
シャワーを浴びているときにふっと浮かぶこともある。あと、ご飯を食べているとき。ベッドに入って「さあ寝よう」としているとき。トイレの中。ジムで泳いでいるとき。友人と酒を飲んでいるときや、帰宅するタクシーの中ということもある。つまり日常的な行動を無意識にしているときにアイデアが飛び出してくるケースが多い。
しかも、真っ向からああだこうだと考えているときよりも、そういう時に思いついたもののほうがさえている。(35~36ページ)
たしかに、アイデアを出すぞー!と意気込んで考えてもアイデアが全然でないというというのはよくあります。たとえアイデアでてきたとしても考え抜いた際に出てきたアイデアはイマイチなものが多かったです。
良いアイデアは日常的なことをしているときにフッと湧いてくるものなんでしょうね。
そしてさらに掘り下げて書かれています。
頭の中でこんな曲にしようと考えている段階は、あくまで入り口でしかない。作曲の本質は、もっと無意識の世界に入り込んで、カオスの中で自分でも想像していなかった自分に出会うところにある。
つくろう、つくろうという意識が強いときは、まだ頭で考えようとしているのだと思う。
浮かんだアイディアは、その度に書きとめておき、スタジオでスタジオで具体的な楽曲に仕上げていく。その途中で「ああ、これはちょっと違うな」というものもある。
仕上げていく最中に「これはいけるんじゃないか」という確信がますます強くなっていくようだと、非常に嬉しい。ワクワクする、これはいい兆候である。(36ページ)
抽象的・感覚的ですねー。でも参考になります。つくろうつくろうと考えて生み出されるようなものは技巧的になりがちです。
しかし、そうやって生み出されるものは人を感動させるような作品にはならないし、そもそも作った本人が納得できないし、もっといえば創造・創作とはいえない。
ジブリ映画の音楽はここまで考えぬかれて作られていたとは。
素晴らしい音楽を聞けるのはここまでの苦労があるからなんですね。ほんとありがたい。
また、アイデアをひらめいたときはそのときにメモを取るみたいです。
メンタリストDaiGo
DaiGoさんです。メンタリストとしてテレビで有名ですね。その他にもTwitter、ニコ生の配信、本の執筆など仕事の量がすさまじいです。どうしたら大量の仕事がこなせるのか、多くのアイデアが思いつくのかと不思議でした。
そこで「あなたを変える52の心理ルール」を読んでみると、やはりメモ魔だったようです!
実はアイデアはたくさん思いついている。すぐ忘れるだけ
人間は一日に実にたくさんのアイデアを思いついていますが、すぐに忘れてしまっているのです。
たしかに!アイデアを思いついたけれども忘れてしまった、というのはわたしもよくありました。ワーキングメモリも関係しています(*1)
またDaiGoさんは次のようにも述べています
人間の「意識」が仕事をしていない時も、「無意識」は常に考え続けています。その成果が、たまに「意識」の方に出てくると「アイデアを思いついた!」ということになるのです。しかし、思いついたらすぐにメモしないと、次の瞬間、脳は負担を軽減するために忘れてしまいます。
だから、常にメモを取る習慣を持てば、誰でもアイデアを残すことができるのです。重要なのは、メモできる道具を常に携帯すること。そして、いつ書くかを決めることです。
おー!意識的に考えているときだけでなく無意識下でも脳は考え続けてくれている、とな。先ほど紹介した久石譲さんと同じようなことを言っていますね。
わたしも掃除をしているときや散歩をしているときによく思いついたりするのかなーと。
また、思いついたとき、そのアイデアを忘れないようにするために、その瞬間にメモを取れるようメモできる道具を常に携帯すること、が大切だと入ってます。このあたりはエジソン、アインシュタイン、ナイチンゲールとも共通していますねー。
アイデアはまず量を出すことが大切
しかし、思いついたものをなんでも書くのは無駄ではないか?
いいアイデアだけをメモすればいいのでは?という疑問が出てきます。
それに対してDaiGoさんはこう言います。
・アイデアの中には、使えないものがかなり含まれています。しかし、アイデアは、まず量を出すことが大切です。くだらないとか使えないとか、その場で判断して書くのをやめるのが一番良くありません。
くだらないかどうかは後で考えればよいので、とにかくメモはたくさん残すべきです。
・私はメモをたくさん取り、それがある程度貯まってきたら吟味して、使えそうなものをノートに書き移します。
メモを取るときにアイデアが使える使えないかを判断するのは良くないみたいです。
アイデアを出す・思考をすることに制限をかけないことが大事ということみたいですね。
アイデアが使えるかどうかはその後で吟味し判断すればいい、とな。
とりあえず頭の外にアイデアを出すことが大事です。というのも、アイデアを頭の外にださなければ、思いついたアイデアを意識しながら考えてしまうため、つぎにアイデアを生み出そうとするときに効率よく頭を使えないからです。
そこでメモに取ることによって頭を効率よく使うことができます。
まとめ
- アイデアは無意識のうちに生まれる
- すぐにメモをとれるようにメモの道具を常に携帯する
が総括になります。
お二人のメモの取り方、どうアイデアの思いつきメモにしそれを形にするか。
ぜひ、あなたの生活に生かしてみてください。
▼関連記事-------------------------