歴史的な偉人・天才に共通していることがあります。
それはメモ魔であること。
著書や手紙など書いている文字量が非常に多いことです。
エジソン
「エジソンは、極度のメモ魔であったことが知られています。そのメモの内容は発明に関することばかりではなく、アメリカンジョークや日々の生活に関する覚書など多岐に渡っています。
ひらめきをいつでも書き留められるようにメモを片時も離さない人は大勢いますが、エジソンは特にメモの重要性を確信していたといえます。
エジソンは生涯で300万枚のメモや手紙を残しています。
大学ノートにおきかえると3500冊。1年で100冊(3、4日で1冊)書いたとしても35年かかります。
エジソンは憧れたレオナルド・ダ・ビィンチに憧れて、メモ・ノートを取るようになりました。
レオナルド・ダ・ビィンチも40年間毎日メモを取り続け生涯で1万枚以上のアイデアメモ(手稿)を記しました。
ナポレオン
【ナポレオンとメモ】
ナポレオン言行録(岩波書店、33~36ページ)で「ナポレオンは自分の手で多くのものを書いた。それは神経質な下書きであり、書きなぐったものなので、ほとんど読めない」との記述があることから、日常的に記憶のツール・思考補助ツールとしてメモを取っていたことがわかる。— 陽だまり思考☀たいぞーですのメモ (@memozo_chan) 2017年1月29日
「大臣たちの報告書に関する彼のたくさんの覚書や、彼の個人的な手紙の数々はもちろん彼自身の筆になるものであり、年代的には執政政府の時代から帝政の末期にまで及んでいる。とはいえ彼はそれよりも多くの口述をした。」
アインシュタイン
アインシュタインは、枕元にもトイレにも、
どこに出かける時にも、常に、メモ帳とペンを持ち歩き、
何かを閃いた時には、たとえどのような状況であろうとも、
それを中断し、その閃きの内容をメモ帳に書き留めていた。
引用:逆境を突破させる詩集『 メモ魔は最強!! 』 2009.04.21
「私の記憶によると、風がやんでボートが静かになるたびに、彼はすぐにノートを取り出し、まわりのことなどいっさいおかまいなく何かを書き始めました。でも風が吹き始めると、すぐにノートをしまい、セーリングの準備にとりかかるんです」
引用元:アインシュタインファクター
イギリスの科学雑誌「ネイチャー」によると、アインシュタインは生涯1万4500通以上の手紙を書いていました。
同じように「進化論」で有名なダーウィンも一生のうちに7591通の手紙を書いています。書くことは脳を活性させるのでしょう。
ナイチンゲール
彼女は、若い頃から個人的なメモ、日記のようなものを書き留める習慣があった。彼女の家庭は、家族同士の対立と性格の対立などから穏やかなものではまったくなく、家族のなかにうち明ける相手がいなかったことも影響して、フローレンスはことあるごとに、自分の本当の気持ちや考えを書き留めていったのである。それは小さい紙切れや、吸い取り紙、カレンダーの裏、手紙の余白など手当たり次第に用いたという。
出典元:フロレンス・ナイチンゲールの生涯
メモ魔、記録魔だったナイチンゲールは、著書だけでなく約1万2000通の書簡やノートに多数の名言を残している。
引用元:偉人道 偉人の不幸ブログ。
htt2>シューベルト・ベートーヴェン
シューベルトは寝ているときもメガネをかけたままだったそうで
寝ている間に曲想が浮かんだ時、枕元の五線紙にすぐにメモするためだったそうです。」
「ベートーベンもつねに五線紙を持ち歩いていました。たまたま五線紙を忘れたときは
所構わず壁などに書き留めたと言います。」
ゲーテ
ゲーテも書いているが半端ないですね。
「詩人が来る日、来る日に、現在の時というものをキャッチし、目の前に起こることをいつもすぐに新鮮な気分で取扱えば、まちがいなく、いつでも何か立派なものができるのだ。たまに多少失敗したとなっても、それで何もむだになったわけではない」引用:ゲーテとの対話
ショーペンハウエル
考えがいま頭の中にあるということは、恋人が目の前にいるようなものだ。私たちは、この思索を忘れることなど決してない、この恋人がつれなくなることなど決してない、と考える。だが「去る者は日々に疎し」だ。どんなにすばらしい考えも、書きとめておかないと、忘れてしまい、取り返しがつかなくなる危険がある。恋人も結婚でつなぎとめておかないと、永遠に去ってしまうおそれがある。
久石譲
ジブリや北野武の映画音楽の作曲で有名な久石譲さん
頭の中でこんな曲にしようと考えている段階は、あくまで入り口でしかない。作曲の本質は、もっと無意識の世界に入り込んで、カオスの中で自分でも想像していなかった自分に出会うところにある。
つくろう、つくろうという意識が強いときは、まだ頭で考えようとしているのだと思う。
浮かんだアイディアは、その度に書きとめておき、スタジオでスタジオで具体的な楽曲に仕上げていく。その途中で「ああ、これはちょっと違うな」というものもある。
仕上げていく最中に「これはいけるんじゃないか」という確信がますます強くなっていくようだと、非常に嬉しい。ワクワクする、これはいい兆候である。(36ページ)
メンタリストDaiGo
人間の「意識」が仕事をしていない時も、「無意識」は常に考え続けています。その成果が、たまに「意識」の方に出てくると「アイデアを思いついた!」ということになるのです。しかし、思いついたらすぐにメモしないと、次の瞬間、脳は負担を軽減するために忘れてしまいます。
だから、常にメモを取る習慣を持てば、誰でもアイデアを残すことができるのです。重要なのは、メモできる道具を常に携帯すること。そして、いつ書くかを決めることです。
・アイデアの中には、使えないものがかなり含まれています。しかし、アイデアは、まず量を出すことが大切です。くだらないとか使えないとか、その場で判断して書くのをやめるのが一番良くありません。
くだらないかどうかは後で考えればよいので、とにかくメモはたくさん残すべきです。
・私はメモをたくさん取り、それがある程度貯まってきたら吟味して、使えそうなものをノートに書き移します。
ニュートン
近代物理学の祖とも呼ばれるあのニュートンもものすごいメモ魔であったということが知られており、
現在公開されているニュートンの家計簿には、どんな出費も残さず「すべて」書かれています。
たとえば、彼が大学の食堂での着席位置を上位の席と交換してもらうために6ペンス支払ったことまで記入されているんだとか。
天才たちの日課に学ぶ!クリエイティブに生きるための生活習慣5選 | nanapi [ナナピ]
パスカル
人間は考える葦であるで有名なパスカル。実は、パスカルは哲学者で、天才的な自然科学者、数学者でもありました。台風情報などで出てくる○○○○ヘクトパスカルの「パスカル」は彼の発見したパスカルの原理からきています。
パスカルが晩年にノートに書いたメモやノートを編集されて出版されたパンセという遺著があります。
「パンセ」は日本語で思想・思考という意味です。中身を読んでみるとそれこそメモ書きのようなものから長文のものまでいろいろです。
▽パスカルについてはこちら
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歴史的偉人天才はとにかくたくさん書いています。
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▽また、アイデア発想法としての具体的なメモのとり方はこちらが参考になるでしょう。
ポイントはメモを取るハードルを可能な限り下げること。なんでもメモをすることです。
▽なんでも記録するためのツール、現代であればEvernoteより優れたものはないでしょう。
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